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(2009.03.01)

本を読んだ記録はmediamarkerにつけているんですが、 書かれている文章のメモは「記」にとってみようかという試み。

木下さんとか、よく発表資料で色んな本の引用をしていていいなーと感じたので。まずはメモとるところから。

[extract] 昆虫食先進国ニッポン

昆虫食先進国ニッポン


というわけで、まずは先月末に読んだ「昆虫食先進国ニッポン」。8章以降がアツい。電波だと言われそうだが、引用する。

  • 以下はいずれも「第8章 文化の多様性への「気づき」と「理解」―「おいしい?」から「おいしい!」へ」から
自然の中で身近に見かける昆虫、そしてそれを食べるという人間の行為。昆虫食は、自然と人間との関係を考える格好のテーマになるのだ。

著者が学問として昆虫食を扱っている意味の1つ。

7名はどうしても口にすることができなかったようだが、無理して食べる必要はない。いやなものはいうやだと言うことも大切だと思う。

いやぁ、この講義には出てみたかったなぁ。

別世界や遠い世界のできごととしてとらえていた対象を、実際に目にして味わってみる。本物を目にして、体に取り込むという行為は、五感を用いて理解する力を必要とする。未知のものに面と向かった時、どのような態度をとるか。また、どのように自らが理解するか。
身の回りの環境を認識し、獲得から食用に至る過程が感覚によって身につけば、それは知識となる。
世界にはこの虫を食べる人がいるんだ、という驚きや感動が、世界の人びとの暮らしや価値観、環境へと関心を広げていく。
どうして食べるのか、食べることの何がいいのか。わかろうという感覚を持つことから環境の理解、文化の多様性への理解へと至るのである。

このあたりの記述は、開発プロセスとか開発スタイルとか言われているものに対しても、ほぼそのまま当てはまると思う。タンジブルであることの意義ってのも伝わって来る。

  • 以下は「おわりに」から
だから、虫を食べろというのではない。昆虫食を通じて発想の転換をすることができるのではないだろうか、ということである。

ここまできちゃうところが素敵だ。一回お話ししてみたいなぁ。

ツッコミ