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MyPrinciple

下記の内容は、勤務先の Intra Blog をやるに当たって書いてみた物ですが、こっちにも晒してみます。

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Intra Blog をはじめるに当たって、私を構成していると思われる行動原則について触れておこうかと思います。

基本的に、パソ通時代からインターネットの時代に至る、十数年の経験に基づいています。

情報は発信した人のところに一番集まってくる

情報収集の効率的な手段として、実は「自ら積極的に情報を発信する」が重要です。あの人があんな事言ってたけど、これは知ってるかなぁ、とか、××について言及していた amano さんですよね、実はあの分野では●●が最近の流行なんですよ、などという感じで、メールをもらったりします。自ら情報を発信するということは、実は情報をキャッチするアンテナを大きく張るのと同じなのです。しかも、情報は適当なフィルタ(情報提供者)を通して、向こうからやってきます。「自分は hogehoge の分野に興味がある」事を、日頃からアピールしておくことが必要ということですね。

他に自ら積極的に発言するパターンとして「技術系ML では、積極的に回答役をやってみる」というのもあります。実は他人の質問に答えようとすると、結構きっちり調べたりしないとならなくて、結局一番勉強になるのは自分、ということが多いです。また、「技術系メーリングリストで質問するときのパターン・ランゲージ」や、逆に「回答するときのパターン・ランゲージ」も自然と身に付きます。これは業務でのメールのやり取りでも、非常に重要なスキルです。回答役をやることは、先に書いた「自分が興味ある分野のアピール」にもつながります。

give & take

情報のやり取りは give & take が原則です。ただし、「take したところで give しなくてもよい」と思っています。ネット上では、日々様々な情報源にお世話になるわけ(take) ですが、最初の項でも述べたように自分が積極的に情報発信していれば、それを参照して情報を得ている(give) 人もいると考えます。特定の局所的なコミュニティの中での give & take を否定するものではありません(実際 OR 条件ではありませんし、私自身、特定のコミュニティで得た大切な友人たちが大勢います)が、ネット全体を大きなコミュニティだと思って、その中で give & take すればよいと考えています。

ただしここ数年、コンピュータエンジニアリングにおいて、我々は主に英語圏の情報に大変お世話になっている(take) のに、give するのは国内のコミュニティがメインであるという不均衡さは気になっています。私の場合、海外の有用なドキュメントを邦訳して国内に紹介することがあるのですが、海外でも取り上げてもらうような自分発の情報というのはまったくとはいいませんが、殆どありません。この点は、私にとって、今後の課題です。

手を動かした人が一番えらい

これは直感的に理解してもらえるのではないでしょうか。実際に何かを為した人が一番えらいです。

ちょっと調べて、なんとなくわかった気分になることも多くなった、最近の自分に対する戒めでもあります。

「あるけど使わない」と「ないから使えない」は違う

外から見える状態は一緒であっても、この 2つは本質的に違います。選択肢があるかないかの違いでもあります。能動的な選択の結果として使っていない状態というのと、ないから使えないという受動的な状態では、私は前者を選びます。

すなわち、まず用意する、それから考える、というパターンが多いです。この原則は正直なところいい場合もあるし、悪い場合もあります。すべての人にお勧めはできませんが、amano の嗜好はそういう風である、と言明しておくことにしましょう。

それと「ないから使えない」というのは、逆に考えるとイノベーションの原動力にもなります。「ない」のなら「使える」ものを自分で作り出そう、ということですね。ここで中途半端に何かが「ある」状態だと、「じゃあ、これでいっか」となってしまう恐れがあるわけですね。ここのところは注意しなくてはいけません。

まとめ

ここまで読んで頂ければわかるように、基本的に amano はオープン指向です。極力、「出し惜しみしない」のを心掛けてもいます。「情けは人のためならず」これって結構真実だと思いますよ。

この Intra Blog でも、この原則でやっていこうと思ってますので、どうぞよろしく。

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