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(2007.01.28)

共感力って「わかる」ことじゃないと思う

同名のノンフィクションを元にした、「壊れた脳 生存する知」のTV番組を見た。 似たような状況になった身としては、いろいろと感じるところもあったけれども、そういうモロモロはおいておいて。 ちょっと気づいた事。

共感する力って「わかる」って気持ちではないと思う。 むしろ、共感すればするほど、それとは違う心持ちになるんじゃないかと。 類推し、シンパシーを感じる事はできるけど、本当にわかることは絶対に出来ない。

わかるのは、次のようなことだ。

  • あなたの痛みは、あなたしかわからない
  • あなたの辛さは、あなたしかわからない

リハビリスタッフは、その人ごとにまったく違う状況にあわせて、メニューを考える。 ここで「状況」って書いたのは、病気自体の症状もそうだし、 生活環境などのバックボーンもあわせてだ。

でも、そんなメニューであっても、機械的にこなしていてはほとんど効果がない。 いいところ、現状維持だと思う。

リハビリが本当に効果を発揮するのは、本人が良くなりたいと思って行えばこそ、だと思うのです。 それも、なるべくなら具体的に。 「このリハビリは●●神経を刺激して、△△筋を鍛えている」ということを理解し、 頭の中でその部分に確かに作用しているイメージを浮かべながら行う。 少なくとも、私はそうしました。

逆説的ですが、だから、リハビリ医や理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・その他看護士や介護福祉士などのスタッフはすごいなと思う。 いや、いろいろ聞くとそうでもないスタッフも居るみたいだけど、 少なくとも私はそう思えるスタッフに恵まれていた。

相当の共感力がないと、状況に即したメニューを考え、一緒にやっていくことは出来ないですよ。

そしてそして、いまの仕事でも同じだと感じました。

  • あなたのプロジェクトを本当に良くできるのは、あなただけ

できるならば、共感力のあるメンバーと一緒に事を為したい & 成したいです。

そしてここから導かれる、もう一つの結論。リハビリメニューが人によって異なるものであるように。

  • あなたのプロジェクトを良くするスタイルは、そこにしか存在しない

ツッコミ