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(2012.09.03)
■ CIをプロジェクトファシリテーション(PF)コンテキストで考えてみた
平鍋さんの blogエントリ "アジャイルの「ライトウィング」と「レフトウィング」" でライトウィング(CIを中心とする技術的なプラクティス)の部分で使われている語について、こう書いていただきました。
「高速に石橋を叩いて渡る」というのは最近あまのりょーさんに聴いた表現なのだが、あまりにぴったりなのでここに書いてみた。
先日(2012-08-22) に、私が所属する会社で平鍋さんをお招きしてPFの講演を行なっていただいた時に、話を聞くだけではなんだからと思い、弊社サイドからも事例紹介LTを3名発表しました。石橋を〜〜 については、LTの1つとして私が「語られなかったPFの話をしよう」と題して行ったトークから来ています。
そのトークのスライドからピンポイントで一枚抜いてみます。
平鍋さんがアジャイルの文脈でライト/レフトと呼んだように、PFについても普段あんまり語られない要素として「チームの力を引き出す隠れたメンバーとしての自動化マシン」がいるよね、というのを話しました。特に、CIについて。
通常、CIはエンジニアリングマターとして語られることが大半だと思いますが、PFという切り口で考えると PFの5つの価値全てに絡んでくることがわかります。
例えば、「ビルドと結合は常に成功する状態が保たれている」のはエンジニアリングマターとしてあるべき姿ですが、PFマターとして捉えるとさらに一歩進んで「その状況を作り出しているのはチームの総力」という場づくりに持っていくためのツールとして非常に有効だと思うのです。つまり Problem vs. Us の構図に持って行きやすくなるんです。
あんまり過度の比喩に意味は無いかもしれませんけれど、石橋を〜〜 についてもこう考えました。
長~い柄のついた重〜い大鎚を、大人数でやっとの思いで持ち上げて10m先を叩こうともがく(そしてその先が崖だったら全員で落ちます)より、片手で持てるハンマーで半歩先だけをみんなですばやく探索しながら、なにかあっても直ぐに気づけて対応できる状況を作り出す、そんな感じを伝えたかったんです。
とはいえ、Jenkinsを始めとするCIの仕組みも、用意すれば自動的にPF的な場づくりができるかというと、もちろんそんなことはなくて、そこがプロジェクトファシリテーターの醍醐味でもあります。たぶん同じ事はCIだけじゃなくて小川さんや阪井さんが語っている「チケット駆動開発(TiDD)」にも言えるんじゃないかな、と思う次第。Jenkinsさんの力を借りて、メンバーから笑顔が引き出せて、いいものが作れたら、嬉しいじゃないですか。
(2012.09.04 9:00および11:18追記) 当初(および初回修正時)、阪井さんのお名前を間違えて記載してしまいましたので修正しました。阪井さん、失礼いたしましたm(__)m
ペリカン インク の多様選択はここにある: ttp://tomfordseller.kiyo-masa.com/ (2014/04/28 15:42:17)