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(2009.07.20)

「捨てる」ってーこと

そういえば、6月末を持って「熱気球操縦士技能証」、つまり熱気球のパイロットライセンスの 有効期限が切れ、そして今回は更新を行わないことに決めました

熱気球といえば、これをネタにライトニングトークをしたこともあるし、 大学時代にずいぶんと情熱を注いでいたものの一つ(もうひとつはもちろん生態学です)なわけで、 かなり大げさに言えば私のアイデンティティの一つでもあったわけですが。

でも、現状、いろんなものを持ちすぎた感覚があり、 そろそろイロイロと捨てる時期であろう、とここのところ考えています。 両手が塞がっていてはもうこれ以上持てないのは道理だと。

気球のことはもちろん個人的なものですが、 この他にも例えば仕事で、例えばコミュニティ活動で、 ナニカを捨てることを積極的に考えてみようと思ってます。

これは決して「見捨てる」という行為ではなくって、 むしろもっと周りの人を本気で信頼してみよう、ということです。 いつだったか、、、デブサミかXP祭りかも忘れましたが、、、小井土さんが「子供じみた自己」は捨てよう、 という旨の発言をなさっていましたが、今、ようやくその境地の入り口に立てたのかもしれません。

私の大好きな作家の清水義範さんの「学問のススメ」という小説に、 主人公の親友でちょっとカマっ気のある大道寺君という登場人物が、落ち込んでいる主人公に対して、こんな趣旨のセリフを言う場面があります。 この小説の中で、私が最も気に入っている場面です。読んだのは15年ほど前ですが、今でも痛烈に覚えています。

「いつまでも、過去の事をひきずっているのはみずぼらしいわよ。 でも、人間なんだから、何にも無かった事にしちゃうのはアンポンタンでしょ。 ひきずるんじゃなくて、ぶら下げておく、ぐらいがいいのよ。」

手からは放し、さりとて無かったことにもせず、そして引きずらず、勲章のようにぶら下げていくものが 増えるのはある意味楽しみでもあるよね。

最後に熱気球をネタにしたいくつかのLTの一つを紹介しておきましょう。 こんなものをぶら下げています:-)

ツッコミ